11月12日(日)6:00起床 快晴 ゴラクシェプ→カラ・パタール5,545m→ペリチェ4,252m
今日は雲ひとつ無い絶好の天気。昨日は先にカラ・パタールに行かなくて良かった。行った人の話によると、午前中はガスで頂上からはEverestが見えなかったそうだ。
今日も荷物はカメラ、双眼鏡、魔法瓶に入れたブラックティーとチョコレートを入れただけのデイバックのみ。クチュン・リの5,546mの登りを経験しているので、息もそんなに苦しくならない。高度差600mの登りであるが、1時間20分ほどのアルバイトで、予定より早く着いた。
カラ・パタールとは「黒い岩」という意味らしく、頂上の手前に黒い岩が有り、遠くからは黒い山のように見えたが、ピークの岩の色は灰褐色であった。此処にも岩を積み上げたケルンやルンタがはためいていた。
頂上からは360度の展望が利き、左からPumori(7,145m)、Lingtren(6,713m)、Kumbutse(6,665m)、Changte(7,553m) 、Everest、 Nuptse、Amadablam、Kantega 、Thamserkなどのヒマラヤの山々が見渡せた。特にEverestは雪煙をなびかせて真っ青な空を背景に勇々と聳え立っていた。Nuptseの山腹からゴーと言う音と共に雪煙が舞い上げている雪崩も見ることが出来た。
頂上滞在40分ほどで下りにかかり、ゴラクシェプのロッジに残してきたザックを取りに寄った。当初の予定を変更し、今日はペリチェまで行くことにした。途中ロブチェに寄り昼食を摂り、トゥクラから川を渡った後、右に折れ、往きとは違うペリチェ村を目指した。
ペリチェは左右を丘と山に挟まれた村で、日の当たりが朝夕無い。日照時間が少なく、風も強い所であった。私の部屋は南側の角部屋であったが、窓からの隙間風に寒さがこたえた。又、部屋の隣がトイレで最悪だった。