11月20日(月)7:00起床 曇り後雷雨後晴れ ホテル→市内観光→スワンナプーム空港

 ホテルの1階でバイキング形式の朝食を摂っていると、呼び出しの電話が有った。ガイドのタイ人の女性から癖のある英語で「今日の半日観光の時間を1時間早くして、11時に迎えに行く」と言う内容だった。 午前中に別の観光スポットに行って見ようと計画していたが迎えにくるまであまり時間が無いので、この間行った時、時間が遅くなり、閉館していたジム・トンプソンズハウスに行くことにした。センターポイントホテルはPhetcha buri通りから北に少し入った所にあり、往きに泊まったアジアホテルにも近い所に有った。
 徒歩でPhetcha buri通りを西方向に行き、Payathai通りで左折、アジアホテルの前を通り、9時過ぎに当着。入場料100バーツを払い、9時40分から日本語のガイドが館内を説明する、と言うことなので花などの写真を撮るなどをして待っていた。タイ人の若い女性が40分ぐらい掛けて詳しく館内を案内してくれた。ジム・トンプソンはアメリカの実業家でタイ・シルクを国外に紹介し、63歳のときマレーシア旅行中に行方不明になったそうだ。帰りにショップにてTシャツを2枚購入した。
 市内観光の待ち合わせ時間の11時が迫り、急いで往きと違うRamaT通りを東に向かったが行けども、行けども左に曲がれる道が無く、結局伊勢丹の有るBatchaprarop通りを左折し、Phetcha buri通りでさらに左折し、11時ぎりぎりにホテルに到着。ホテルのロビーにはすでにガイドが待っていた。ガイドは近くで待たせてある運転手を呼びに行った。
 客は私一人だけで自家用車による英語の話せる若い女性のガイド着き半日観光となった。最初にワット・ポーに到着。中をぐるりと回り、大寝釈迦佛の有る建て屋では、靴を脱ぎ、佛の周りを1周した。寝釈迦佛は黄金に輝き、足の裏には螺鈿の美しい模様が施されていた。寝釈迦佛の裏側には鉢がずらりと並んでいた。20バーツをコインに変え、108の鉢に1つずつ祈りながら入れていくことにより、煩悩が消えるということだそうだ。次に、隣にある王宮(グラン・パレス)に行った。
 まずワット・プラケオ内に入って左側に有る黄金の仏塔( プラ・スィー・ラッタナ・チェディ)に行った。
 このチェディ(仏塔)は、ラーマ四世が古都アユタヤのスコータイ様式の仏塔を模倣して建設したもので、イタリア・ミラノから輸入した24Kの金箔を張り巡らした超豪華な仏舎利塔だった。隣にあるプラモンドップの入り口には外的の進入を防ぐ為、金色に彩られた鬼(ヤック)と蛇がおり警護している。次に向かったプラ・スワンナ・チェディは一番古い仏塔で、デビル(牙があり、靴を履いている)と猿神(牙が無く裸足)が交互に並んで台座を支えており、陶器で出来ている。
 本堂のエメラルド寺院は、やはり靴を脱いで入ることになっていて、エメラルド仏の有る堂内は写真撮影禁止であった。エメラルド仏はアジアの各地を変遷した伝説をもち、最後はラオスのビエンチャンから、現王朝の始祖ラマ1世がバンコクに持ち帰ったという。以来、エメラルド仏は国家の守護神と尊ばれ、その黄金の衣装は年に3回の衣替え儀式の際、国王が自ら取り替える。アユタヤ様式の本堂も、ラマ1世がエメラルド仏のために建立したもの。
 グラン・パレスを出た後にわか雨(スコール)が降り出した。その間、ツアー会社と提携している、タイシルク店や宝石店、土産物店などを訪問し、雨がやんだあとマーブル・テンプル(ベンチャマ・ボピット)に行った。名前の通り、柱、床、壁などが全部大理石で出来た寺院で、お堂内では、お経が流れ、数人の信者が祈りを捧げていた。回廊には52体の仏像が有り、日本の仏像も2体有った。有名なお寺にしては、観光客はまばらだった。
 ホテルには15時ごろ戻った。今日の飛行機のチェックイン時間は22時30分で時間がたっぷり残っており、少し休憩した後、近くを散策することにした。
 Phetcha buri通りを左折し、少し行った所から歩道橋を渡るとPanthip plazaと言うビルがあり、入ってみた。なんとそこはビル全体が秋葉原のようなコンピュータ店やボード、周辺装置、各種メディアなどの販売店の集合したショッピングモールだった。1階の吹き抜けエリアではイベントが行われており、東芝、ロジテックがブースを設けており、平日にもかかわらず、人でごった返していた。次にPlatinum Fashion Mallや伊勢丹の入っているCentral World Plazaに行ってみた。
 夕方になり伊勢丹の前の広場のラーマ9世国王就任60周年の祭壇が設けられ、次々と花束の奉納と線香を焚く姿が目に付いた。最後に伊勢丹前のBIG-Cという大型スーパーにも寄って見た。
 18:30ごろホテルに戻り、預けてあった荷物を出してもらい、タクシーを呼んでもらった。高速道路を使わないで途中から入った為、1時間15分とかかったがチップを含め220バーツで済んだ。
 20:00にスワンナプーム空港着、早めにチェックインを済ませ、残ったバーツを日本円に替えた。免税店がたくさん並んでいいたがウインドショッピングするだけで時間をつぶした。24時間空港とあって夜遅くなっても到着便があり、結構にぎわっていた。

日程4

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